株式会社タケコシの2代目社長。
大学卒業後ITシステム構築の会社に入社。
2年の経験を経て、タケコシの前身である竹越製作所に入社。
工場で金属加工の経験を積み、営業職を経て、役員になる。
40歳の時に社長を継承し現在に至る。
自分は、仕事上で発生した課題を解決することにモチベーションを感じることが多い。そこには、方程式のようなものがある。たどり着きたい答えは明瞭でも、プロセスがわからないというものが多いですからね。解くには経験も必要ですが、社会的な情報、自然事象、人類の叡智を含めた広範囲な知識に興味をもっていると、人が思いつかないようなやりかたで未知数が導けることがある。結果的に、思いがけない品質の向上や、作業の効率化などが実現できる。たとえば金属加工も、社会情勢や新しいビジネスなどに興味を持つことで技術を多角的に理解できる。これは基本誰もが有している能力だと思っている。
しかしながら、この方程式を解く上で必要な人材などとの出会いは運に左右されることも多い。やはり運は大事。出会いの瞬間にそう感じる運もあれば、後になってわかる運もあります。ただ、結果的に”自分は運が良い”と思えることに越したことはない。ではどのように運が育つのかといえば、やはり、日常の振る舞いにおいて正しいことを蓄積することが最も近道ではないかと思う。完璧にこなすことは不可能だが、続けようと心がけ行動していれば必ず誰かが見てくれている。会社に関わる人もそう、仕事先の人もそう、日々接してくれる人もそう。人に信頼される人間であり続ける行為のすべてが、運の良さを作っていく。