株式会社丸山組の3代目社長。
東京の大学に通い、卒業後中堅ゼネコンに入社。
8年の経験を経て、地元燕に戻り丸山組に入社。
現場を5年、営業を3年以上経験し、37歳で社長となる。
1968年生まれの50歳。
大それたことを考えているわけではない。聖者のように振る舞うわけでもない。それでも純粋に、自分に関わる人にはできる限り幸福であって欲しい。人の喜びを考えることは、結果的にあらゆる物事を深く思考し行動することにつながる。たとえば、外で会食した後、自分が必ず最後に見送る側でいたい。そして、相手が見えなくなるまで手を振っていることを心がけている。人に見てもらいたいわけではない。タクシーに乗ってすぐにパッと前を向いて次のことを考える人、ひょっとしたらまだ見送っているのではときになる人、様々だ。見送る側も、すぐに切り上げる人もいれば、時間をかける人もいる。それなら、どんな状況でも相手のことを考え、見えなくなるまで手を振ればどちらも気持ちがいい。すべてにおいて、そうした考え方をする。結果、自分の行動にブレがなくなる。発言にも力が出て来る。品格につながっていくのではないか。自分がすべてできるとは到底思えないが、意識を保ち続けていくのは気持ちがいいし、なにより楽しい。